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Radeon RX 6000シリーズ ラインナップ妄想 (2021-10-17) - u/cyatarow

2021-10-17: RX 6600 無印が正式発表 / 6900XTX(XT LC)・6600XTの話題を除去
デスクトップ向け:
GPUコア Radeon CU バス幅 Inf.C. VRAM TBP MSRP
(四捨五入)
性能から見た
適正価格(税込)
競合GeForce
Navi 21 XTXH RX 6900 XT [水冷/LC] 80 256-bit 128 MB 16 GB 330 W $ ???? 13.0万~ 円 RTX 3090
XTX RX 6900 XT [空冷] 300 W $ 1000 12.0万~14.0万 円
XT RX 6800 XT 72 256-bit 128 MB 16 GB 300 W $ 650 8.0万~9.5万 円 RTX 3080
XL RX 6800 60 256-bit 128 MB 16 GB 250 W $ 580 7.2万~8.5万 円 RTX 3070
Navi 22 XT RX 6700 XT 40 192-bit 96 MB 12 GB 230 W $ 480 6.0万~7.0万 円 RTX 3060 Ti
XTLH? 200 W?
Navi 23 XT RX 6600 XT 32 128-bit 32 MB 8 GB 160 W $ 380 4.8万~5.8万 円 RTX 3060
XL RX 6600 28 128-bit 32 MB 8 GB 132 W $ 330 4.0万~5.0万 円 (本来なら)RTX 3050 Ti
ここまで登場済
Navi 22 XL RX 6700 開発中止の可能性が非常に高い
Navi 23 XE RX 6500 XT 20~24 128-bit 32 MB 8 GB 100 W $ 250 3.0万~3.8万 円 RTX 3050
Navi 24 XT RX 6400 XT 16 64-bit 16 MB 4 GB 75 W $ 170 2.0万~2.6万 円 RT 3040?
XL RX 6300 XT 10 64-bit 16 MB 4 GB 50 W $ 100 1.2万~1.8万 円 RT 3030?

ノートPC向け(すべて発表済み):
GPUコア Radeon CU バス幅 Inf.C. VRAM TBP 競合GeForce
Navi 22 XTM? RX 6800M 40 192-bit 96 MB 12 GB 145 W以上 RTX 3080(ノートPC用)
XLM? RX 6700M 36 160-bit 80 MB 10 GB 80~135 W RTX 3070(ノートPC用)
Navi 23 XLM? RX 6600M 28 128-bit 32 MB 8 GB 50~100 W RTX 3060(ノートPC用)

業務用(すべて発表済み):
GPUコア Radeon CU バス幅 Inf.C. VRAM TBP 競合
Navi 21 XL? Pro W6800 60 256-bit 128 MB 32 GB 250 W Quadro RTX 5000
Navi 23 XL? Pro W6600 28 128-bit 32 MB 8 GB 130 W ?

RX 6700 無印

3月下旬に、6700無印のパッケージ画像が(誤って)公開されて以来、6700無印に関する情報がストップしてしまっている。
5月になると、未発表Radeonのリーク情報は、6700無印に代わってRX6600(XT)を中心に出回るようになり、そしてとうとう、6700無印を差し置いて6600XTが先に登場してしまった。
これらの状況から察するに、6700無印は発売中止に追い込まれてしまったのだろう。

推測に推測を重ねるが、6700無印の発売中止の理由として、自分なりに考えた。
さらに、6月下旬には、AMDの公式ドライバ内にRX 6600 無印・XTの記述が見つかったと報じられたものの、逆に6700無印が全く写っていないことも、発売中止の疑惑に拍車をかけることになった。それにしては、公式発表済みの6700Mの記述もないのが変だが(6800M・6600Mはある)

VRAMの量について(クリックで展開) ところで、上記のパッケージ画像にも写っているが、6700無印のVRAMは6GBになるらしい。しかし、6GBというのはちょっとおかしいのではないかと思う。
まず、競合のRTX3060無印が12GB積んでいて、しかもAMD自身が6700XTの発表時に「WQHDでは8GB以上ないと足りないぞ」とも宣伝している。
Navi 21を使用した、6900XT・6800XT・6800無印の3つは、どれも4Kターゲットだった。6700XTのすぐ下、6700無印がいきなりフルHDターゲット、というのは急すぎて考えにくい。WQHDターゲットは6700無印でも維持されるだろう。
そんな6700無印が、6GBまで落としたりしたら、前述の宣伝が嘘になりかねない。6700XTでは、OEMが勝手に6GBまで削ったりできないようにしていたたため、尚更である。
また、下記の6600はVRAMを8GB搭載するといわれており、そうなると搭載量の序列が崩れることになってしまう。[6700XT]12GB→[6700]6GB?→[6600XT]8GB
6GBモデルと12GBモデルの2モデル体制で売り出すという可能性もあるが(RX480や5500XTが4GB・8GBの2モデル体制だった)、とにかく6GBだけというのはやめていただきたい。

余談だが、6700Mのスペックが興味深いことになっている。
6800Mは6700XTのスペックを踏襲しているが、6700Mは同じNavi 22であるにもかかわらず、CU数だけでなくInfinity Cache・VRAMまで減らされている。(それぞれ80MB・10GB、おそらくバス幅も160-bitだろう)
ノート向けとはいえ、このような数字は過去のリークに現れておらず、ちょっと謎である。
開発中止でない場合の想定スペック
GPUコア Radeon CU バス幅 Inf.C. VRAM TBP MSRP
(四捨五入)
性能から見た
適正価格(税込)
競合GeForce
Navi 22 XL RX 6700 36 192-bit 96 MB 6or12 180 W $ 400 5.0万~6.0万 円 RTX 3060

RX 6600 無印

もともと6600無印は、同XTと同時に、8月11日に発売されると報じられていたが、その直後、無印の発売は9月以降に延期されるという、前述の内容を否定する噂が出現した。
その噂は本当になり、XTは7月30日に正式発表されたのに対し、無印についてはノータッチに終わってしまった。

そして10月13日、XTから遅れること約2ヶ月、ようやく6600無印がお披露目となり、翌日に販売開始となった。
MSRPは330ドルで確定した。元々300ドルになると報じられていたが、XT(350ドル→380ドル)同様に値上がりしてしまった。
やはり、200ドル台の手軽なRDNA2は、RX6500(XT)まで待たされることに変わりはない…
ところが、実売価格は最低でも4万円どころか5万円台に達し、高いものでは7万円を超えるものも。アメリカでも500~600ドルが当たり前になってしまっている。
とてもじゃないがフルHD向け製品としてはあまりに不釣り合いな値段のため、人気は高くない模様。
(330ドルというMSRP自体も、個人的にはバカげていると思うのだが・・・XTでもそうだったが、フルHDで300ドルを超えるのはモラルに欠ける)

また、AMDの公式ベンチマークでは、GeForce RTX 3060や2060と戦わされており、3060に対して勝ったり負けたりしている。
この結果を見るに、おそらくAMDは3050Tiと戦わせたかったのではないかと思われる。
だがNVIDIAがデスクトップ向けに3050Tiを解禁していないせいで、仕方なく3060と戦うハメになったのだろう。

なお、同じNavi 23のカットダウンチップを採用する製品としては、すでにRadeon Pro W6600が登場済みであり、スペックもだいぶ似通っている。

RX 6500(XT)以下

5月中旬、Navi 23よりもさらに下位のGPUコアとされる、「Beige Goby」(おそらくNavi 24)の一部スペックがリークされた。
この他、ディスプレイエンジンやエンコーダなどの機能がNavi 23よりも削られているようで、ここまで規模が小さいGPUとなると、APU向けではないかと考えたくもなるが、これでもdGPUとして作っている、というのだから驚きである。
レイトレーシングができるかは不明。

登場時期についてだが、2021年末になるらしい。これが本当ならば、RDNA2の解禁から1年以上かかって、ローエンド製品が現れることになる。

これほど小規模なGPUは、2017年のPolaris 21(RX560)以来、4年ぶりとなる。AMDは、ハイエンドからローエンドまで、すべてをRDNA2で染め上げるつもりなのかもしれない。
規模からしてノートPC用のdGPUと思われるが、もしNavi 24がデスクトップ向けに出てくるとしたら、RX560・550以来となる、補助電源不要な製品になるだろう。
しかし、AMDに補助電源不要なロークラスモデルを作る気があるのか疑わしい。5000シリーズのときは、5500XTはおろか、それよりもグレードが下で、OEM限定の5300ですら100W必要だったほどだ。
仮に出せたとしても、OEM専売になりそうな予感…。

商品としては、おそらく6500(XT)以下のグレードを務めると思われるが、具体的な商品名もラインナップもまだリークされていないので、ラインナップ予想は難しい。
今のところ考えられるパターンとしては2つある。

(参考)5000・500シリーズのラインナップ抜粋
GPUコア Radeon CU バス幅 Inf.C. VRAM TBP 競合GeForce
Navi 14 XTX RX 5500 XT 22 128-bit なし 4or8 130 W GTX 1660
XT RX 5500 ※ 4 GB 150 W ?
XL RX 5300 96-bit 3 GB 100 W GTX 1650
Polaris 21 XT RX 560 16 128-bit なし 2or4 60~80 W GTX 1050
XL RX 560(D) 14
Polaris 11 (Baffin LE) RX 550 10 128-bit なし 2or4 60 W GT 1030
Polaris 12 (Lexa PRO) 8 50 W
※5500無印: OEM限定。とはいっても、8GBモデルが無いという点以外は、XTの定格と同じ仕様なのに、なぜかTBPが高い。